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結婚式での着物は嫌がられる?友人・親族で参列する場合のタブーの色・柄は?振袖や訪問着のNG事項について

お役立ち

日本の伝統的な結婚式において、着物は一般的な装いですよね。

しかし、最近では結婚式で着物を着用することに対し、「嫌がられている」という誤解やマイナスイメージを持たれている場合があります。

  • 結婚式での着物は嫌がられるの?
  • 訪問着や振袖を着る時のマナーを知りたい!
  • 友人や親族として結婚式で着物を着る場合の注意点は?

この記事では、結婚式での着物が嫌がられるとされる理由や着物のタブーとなる色や柄などを掘り下げていきます。

結婚式での着物参列を残念なものにしないために、選び方やマナーに関する正しい情報を確認していきましょう。

ハナ
ハナ

筆者の結婚式ではゲストが訪問着や振袖を着用していましたし、自分自身も着物を着用して結婚式に参加したこともあります。

着物好きな筆者の経験を踏まえながら、結婚式での着物をより適切に着こなせるためのお手伝いができれば幸いです。

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そもそも結婚式での着物は本当に嫌がられるの?

結婚式での着物は実際には嫌がられるのでしょうか?

一般的なマナーでは着物=正装であるにも関わらず、嫌がられると勘違いされる理由にはいくつかの要因が考えられます。

  1. 誤った柄や色の着物を着用し、年配者や有識者から不快に思われる
  2. 場にそぐわない、目立ちすぎる着物や小物を選ぶ
  3. 着物が結婚式の形式や場にあわず、雰囲気を壊す

また、これらの要因とは別に現代では着物離れが進んでおり、「結婚式で新郎新婦よりも悪目立ちしてしまう」という懸案から生まれた誤解もあります。

しかし、本来は着物は「場の格を上げる上質な衣装」です。

新郎新婦を引き立てる装いを念頭に置いて正しい知識やマナーを心がければ、結婚式で着物を着用しても問題ありません。

ハナ
ハナ

着物は華やかで場の雰囲気を盛り上げますが、結婚式ではあくまで新郎新婦が主役。

ホテル会場での結婚式や和装婚(神社婚)であれば着物も浮きづらいですが、式場がカジュアルウェディング向け、新婦本人がドレスのみ、少人数制の結婚式等であれば着物も注意が必要です。

結婚式での着物マナー(友人/親族として参列する場合)

着物を着る際のスタイルとマナーには、いくつかのポイントがあります。

ゲストとしてふさわしい着物の準礼装は以下の通りです。

  • 身内/近しい親族:留袖 ※~30歳前後の未婚者は振袖
  • 友人/同僚:訪問着、色無地、付け下げ ※~30歳前後の未婚者は振袖

着用の際は袋帯と白の襦袢・足袋をあわせ、小紋や紬の着物は避けましょう。

あわせて、結婚式では移動~式典~披露宴…と着物のままで長時間行動することが多いため、着崩れ等起こさぬようしっかり着付けることが重要です。

また、結婚式で嫌がられないよう、以下のような細かい点やマナーに注意してください。

着物の選び方①:色のタブーに注意する

結婚式ではまず、白やアイボリーなど花嫁を連想させる色合いの訪問着や振袖は避けましょう。

ゲストが着用する訪問着や付け下げは新婦の白無垢/色打掛といった「正礼装」と格が違うため、本来は色が被っても問題ないとされています。

しかし、有識者でないとわからないマナーでもあるので、世間一般では誤解される可能性が大きいです。

暗い色調の着物も喪服や親族が着る黒留袖を連想させるため、くれぐれも白系・黒系の着物は避けるようにしましょう。

ユキ
ユキ

花嫁の和装では白以外に、赤やピンクが選ばれることも多いのでその点も考慮しましょう。

可能であれば着物を着ること、また色かぶりをしないかどうかまで確認できると当日も安心できますね。

着物の選び方②避けるべき柄に注意する

着物の柄は日本の伝統や文化を反映しており、特定の柄には意味や由来があります。

そのため結婚式等の祝い事向けの着物には吉祥文様や華やかな柄が多く、あわせて動植物や幾何学模様なども好まれて使われています。

しかし、中には縁起が悪いとされる柄もあるので、以下のような模様が単体で入った着物は避けてください。

  • (散ることをイメージさせる)
  • 椿(花が丸ごと花が落ちる)
  • (花が下がっている)
  • (散ってこぼれるを連想させる)
  • (花を移り変わる浮気ものである)

ただし、これらの柄は他の柄と合わせて描かれることが多いため、着物の柄としてメインに描かれていなければ着用には問題ありません。

ビビッドな色合いや派手過ぎる柄は選ばないよう注意しましょう。

ハナ
ハナ

結婚式では色柄ともに淡い色合いや明るい色調、また華やかすぎる柄より控えめで上品な雰囲気の着物がよく選ばれます。

着物のアクセサリー・装飾品・髪型について

着物に合わせるアクセサリーや装飾品の選び方にも配慮が必要です。

結婚式で利用する帯留め・帯締め・草履・バッグなどの小物は、華美な装飾品よりも控えめで上品なアイテムを身に着けるようにしましょう。

また、基本的に結婚式に着るような格式が高い着物では、イヤリングやピアス・ネックレス等はつけません。

結婚指輪等の普段から身に着けている指輪や華奢な腕時計に関しては、身に着けても良いとされています。

髪型は派手過ぎず、夜会巻きや三つ編み/編み込み等でシンプル綺麗めにまとめてくださいね。

ユキ
ユキ

主役はあくまで新郎新婦であることを念頭に考えて着こなすと、着物の場合も悪目立ちしませんよ。

まとめ:結婚式での着物について

着物が誤解される理由や結婚式に参列する際の着物にまつわるタブー・NG項目について解説しました。

個人的には、結婚式での着物が嫌がられるとされる理由として…

『昔より着物の敷居が高くなったこと』、また『コロナ禍で結婚式自体が縮小・簡素化されたこと』により着物が着づらくなったのではないかと思っています。

しかし、着物は日本の伝統や文化を背景に持つ美しい衣装です。

自身の結婚式では時間やお金を割いて妹や従妹が振袖を、また同僚が訪問着を着用してくれて嬉しかったですし、ゲストからも「式場が華やかだね」とお褒め頂けました。

結婚式などの特別な場面でも選び方や着こなしさえ注意すれば、会場の格も上がりホストや周りの方にも喜ばれますよ。

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ハナ
ハナ

特に神社婚や新郎新婦が和装をする場合に着物を着ると、場の雰囲気がマッチして写真も映えますよ。

正しい知識とマナーで着物を着用し、結婚式という特別な場面を盛り上げてくださいね。

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